ストレス社会と感情。感情と向き合う。

仕事

最近年下の女の子とお酒を飲んでいるときに「きたのさんって何言われても怒らなさそうですよね~」と言われることが多い。一見人畜無害の穏やかな人に見えるのだろうが、何を隠そう私はけっこう感情の起伏が激しい方の人だと思う。

仲のいい友達とお酒を飲むと感情が高ぶってよく泣いているし、理不尽な上司の指示を受けると怒って言い返すことが多い。

 

感情的になるな、と仕事ではよく言われるが、私は感情的になることが非常に重要だと思っている。格好つけて感情を押し殺している方がストレスがたまるし、やりたいことができないなんてそんな面白くないことは耐えられない。

個人的には感情的になることが問題というわけではなくて、感情の表し方が日本人はへたくそなのだと思う。例えば剣道などで買った方がガッツポーズをすると再試合となるように、勝ったからといって喜びを爆発させるのはダメだし、負けた方が大声をあげて泣くのはみっともない、いう教育を受けてきた名残なのであろうか、とにかく感情のコントロールする方法がへたくそなのだろう。

 

仕事場に感情を持ち込まなかったらどうなるのか、と考えたことがある。感情を持ち込まなかった場合、行きつく先は機械のような仕事場と思っている。効率化を最優先に考えて、やることをこなす機械のように働く。それもそれでいい社会だろう。

しかし効率化ばかり優先していたら近い将来人間という労働力は必要なくなり、AIにすべての仕事を奪われてしまうだろう。

よく勘違いしている人がいるが、AIの最も得意とすることは結果・最適解の予測というようなパターン解析である。感情をできる限り排除し、効率化をとことん極めたら最終的な競合はAIになるような気がしている。眠らない機械にはどうやっても勝ちようがない。

AIに仕事を奪われないためにも、人間がもつ特徴である感情とどう向き合っていくのか?が今後の差別化ポイントになるような気がしている。特に負の感情である「怒り・悲しみ・落ち込み・不安」。仕事に持ち込んだらイケナイ4兄弟である。これらをどのやって仕事に持ち込むか。それぞれの役割を考えることが大切だ。

 

怒りは敵からの侵略から身を守るために戦う感情。

悲しみは自分の大切な何かを失ったときの喪失感。

落ち込みは過去の失敗から来る不安。

不安は不確定な未来に関する恐怖。

 

どれも現代社会を生きていくためには必須の感情だ。これら4つの感情を排除することはどうやってもかなわないため、これらの感情がどういうときに現れるか、名前を付けておくことをオススメする。例えば上司に理不尽なことを言われたときに湧き上がる感情は怒りだろうか?悲しみだろうか?怒りの場合自尊心が傷つけられたことに対する怒りなのか、悲しみの場合自分をわかってくれないという信頼の喪失なのか、自分と向き合うことが大切だ。

 

傷つけられた自尊心を回復するには傷ついた自尊心を取り戻すしかない。ムカついたからといって別のことで自尊心を埋め合わそうとしないことだ。お酒ややけ食い、散財などでは傷ついた自尊心は戻ってこない。心も体もお財布も併せて傷だらけになるだけだろう。

 

また怒りがわいたからといってそのまま感情を表に出すことはお勧めしない。争いは争いを生むだけだ。怒りが原因がわかっているならその原因のありのままを伝えてみよう。なぜ怒っているのか、どのようにしてほしいのか、を冷静に事実のみを伝える。やってはいけないのは行為ではなくその人の人格を攻撃することだ。言い方が嫌ならいい方のみに言及すべきだ。

 

日本人は感情を押し殺しすぎなのではないだろうか。上手に感情と向き合ってAIにも負けない人材になってほしいと思うばかりである。

 

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